スコットニー・カースルの歴史は古く1137年、ランバート・デ・スコセニ(仏語読みはランベール 1124−1186)がこの地に邸宅を構えたことに始まる。
13世紀、スコセニ家の子孫ワルター・デ・スコセニは何が原因なのか、グロスター伯爵を毒殺し姿を消したという。
 
1378〜1380年にロジャー・デ・アシュバーナム(?−1392)がマナーハウスを建て、1418年ロジャーの息子の死後、スコットニー・カースルの所有者は
次々と代わり、1835年に相続したエドワード・フッセイ3世(1807−1894)が大々的な修復を施し、フッセイ3世の息子の甥クリストファーの死後1970年
スコットニー・カースルはナショナルトラストに寄贈され現在にいたる。
 
スコットニー城と表記する場合もありますが、当HPはスコットニー・カースルで統一しています
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
ケント州ランバーハーストにあるスコットニーカースルはタンブリッジ・ウェルズの南東5.5キロ。敷地面積は770エーカー(約96万坪)
初めて一般公開されたのは2007年6月。開園時間は10:00−17:00、ハウスは11:00−17:00(2018年6月〜7月)
入場料は13.5ポンド、駐車料金は3ポンド(2018年6月〜7月現在)
 
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
2017年7〜8月の英国は暑かった。例年であれば南イングランドの日中の最高気温が30℃をこえる日は少ないのだけれど、
連日30℃をこえ閉口した。そういうこともあって2018年は6月下旬の滞英にしたかった。が、日程の関係上7月中旬までかかってしまった。
 
7月の滞英中、最高気温30℃以上の日がなかったのはさいわいというべきか。熱波は大陸にとどまってくれたのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スコットニー・カースルにかぎったことではないが、英国の庭園めぐりをくり返すのは、まずセレブがいない、つぎにチャイニーズ
もほとんどいない。だいたい、クレマチスとアガパンサスの区別もつかず、花は園芸店に咲いているものだと思っているセレブ
が横切ったりすると視界がさえぎられる。チャイニーズは論外、どやどやと来てやかましく撮影の邪魔になる。
 
 
 
 
 
 
人影がなく静かなことはいいことだ。
 
 
 
橋の下に川が流れている。
 
 
 
 
ボートハウス 川側 スコットニー・カースル
ボートハウス 川側 スコットニー・カースル
 
 
 
ボートハウス 
ボートハウス 
 
 
 
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ヘンリー・ムーア(1898−1988)作
 ヘンリー・ムーア(1898−1988)作
 
 
ホソミオツネントンボ
ホソミオツネントンボ
 
実際より大きく写っているが、体長は4センチ弱。オスは水色でメスは淡い緑色。雌雄ともに成虫で越冬したのち交尾産卵する。
 
ホソミオツネントンボの名はオツネントンボより細身ということでつけられたといわれている。
 
 
 
 
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
 
 
ハウス スコットニー・カースル
ハウス スコットニー・カースル
 
 
 
 
窓ガラスの意匠はモノマネ得意のチャイニーズや日本人に盗まれる可能性が高く、すでに商品化されているかもしれない。
 
 
 
これはシャガールもどき。
 
ハウス スコットニー・カースル
ハウス スコットニー・カースル
 
 
 
収穫
収穫
 
 
 
チャールズ1世
チャールズ1世
 
イングランドの宮廷画家となったオランダの画家ファン・ダイク(ヴァン・ダイク=1599−1641)の作品。
ヴァン・ダイクはチャールズ1世の肖像画を数多くく描いている。
 
イングランド王(スコットランド王でもある)チャールズ1世(1600−1649)は清教徒革命により
公開処刑(斬首)された。映画化するならチャールズ1世役は「戦場のピアニスト」で主人公をやった
エイドリアン・ブロディがいいと思う。よく似ている。
 
 
メアリー・ロザムンド・フッセイ
メアリー・ロザムンド・フッセイ
 
エドワード・フッセイ3世の息子の妻メアリー・ロザムンド(スコットランド出身 1877−1958)の肖像画。
メアリーは老いてなお美しかったという。
 
ライブラリー
ライブラリー
 
 
 
ライブラリーからの景色
ライブラリーからの景色
 
 
 
 
実際に着用された衣裳。腰高で細いウェスト。
 
 
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
 
 
スコットニー・カースル
スコットニー・カースル
 
閉園時刻5分前、時を忘れたカップルがのんびり過ごしている。撮影者は野鳥、昆虫などを撮るためにねばっている。
あいにくシャッターチャンスはやってこない。きょうはこれでおしまい。