イングランド中部に位置し 北ウェールズにも近いチェスターは古代ローマ時代
英国がブリタニアと呼ばれていた頃からローマ人の駐屯所があり ブリタニア統治の要衝でした
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チェスターは古代ローマ時代からディー川河口に栄えた町。17世紀後半、ディー川上流からの
砂が河口にたまり船舶の通行を妨げ、港としての用をなさなくなったという。
町の繁栄に障害となった問題は、町の景観を残すには役だつという皮肉な結果となった。
画像の時計台はヴィクトリア女王即位60周年(1897)記念につくられたイーストゲート・クロック。
このあたりは店舗も多く、観光客が集まってくる。
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経済発展に乗りおくれた、あるいは取り残されたがゆえに、町の景観が保存されたという例は
チェスターに限ったことではなく、コッツウォルズのバイブリーも同様である。
バイブリー村アーリントン・ロウは、産業革命に乗りおくれたために現在の姿を保っている。
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この本屋で立ち読みし、それまで情報の少なかった北イングランドに魅了された。
英国を知るには英国を旅して調べるべきである。それはどこの国にもいえることなのだが。
道路地図は大判のものがあるし、ガイドブックの種類も豊富。
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うしろの家々は「ザ・ロウズ」。ご覧のとおり白と黒の対比の美しいバロック調の建物で、
チューダ朝(1485〜1603)時代に建てられ、当時のままの姿を保っている。
ロウズは商店街となっており、建物同士がつながっているため、2階部分のバルコニーが
遊歩道さながらに建物から建物へ移動でき、それがおもしろいということで人気がある。
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歴史を感じさせる古くて太い梁。
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ヨークの「City Walls」とはおもむきを異にしている。素材に赤色砂岩を使っていることと、
周囲の景観と色が互いに個性的。チェスターの景観全容を把握するにはここを歩くのが一番。
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グロヴナー公園で遊ぶ姉弟。両親は離れた場所で談笑中。
画面右から左へ、風に乗って飛んでいくシャボン玉を追っているのです。
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姉は弟をほったらかしてシャボン玉を追い、弟は笑顔で姉を眺める。ほのぼのした夕方の風景。
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ママが大きな声で弟の名を呼ぶと、反射的に振り返る弟。
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Crabwall Manor(クラブウォール・マナー)というマナーハウス・ホテルの結婚披露宴後の風景。
一息ついた参列者がてんでんバラバラの面持ちで佇んでいる。
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主役はむろん少年、でしょう。
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ルーディ競馬場。英国最古の競馬場で、City Wallの西、ディー川沿いに位置。
英国では珍しい左回りコース。
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City Wallから臨む。
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99年は6月19〜20日に開催された「ミッドサマー・ウォッチ・パレード」。
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人形の中には人がいて、ここで油を売っているのだけれど、そうはみえず、見張りにみえたりもして。
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私もつれあいもお祭りが好きで、子供のころはお祭りときくと元気になったものです。
チンドン屋の音が近くにきこえると、わけもなくついて行きたくなりました。
チンドン屋独特の鐘や太鼓、クラリネットなどの奏でる音楽が子供心を刺激したのか、
どこまでもあとを追ったものでした。どこまでもついて行くと、見慣れた風景は一変します。
初めて見る景色に目を見張り、子供はテリトリーを拡げてゆくのです。それは小さな旅でした。
チェスターのお祭りで、えんえん2時間も、最後までついていったのは私たち夫婦だけでした。
きっと、チンドン屋を追いかけた癖が抜けていなかったのだと思います。
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何もいえません、少女の色っぽい目にしびれて↑
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