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英国に入る航空ルートをアムステルダム経由にして正解だった。KLMの子会社UKがアムステルダムから
英国内の様々な町に定期便を飛ばしており、ルートを設定する際、融通のきいたルートを作れるからだ。
起点のカーディフ(ウェールズの首都)は南ウエールズに位置し、カーディフ空港同様、規模は小さい。
入国審査後、AVISのカウンターで手続きした。車はダークグリーンのプジョー406・AT、排気量は2g、
4気筒130馬力の非力なエンジンを搭載しているが、シート・ストロークのたっぷり感としなやかな乗り味は
フランス車特有。18日間・3200qの旅程を快適にこなしてくれた。
写真はプジョー406と、二泊したカントリーハウス(カーディフ)。
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カーディフ城の歴史は古く、古代ローマ人が築いた土台の上にノルマン人が本丸を築き、
その上にビュート侯爵家が何代にもわたって改築を重ねた建物、そしてさらに、ビュート3世が
築いたクロックタワーも鎮座している。
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ビュート館のルーフ・ガーデン。館はガイドツアーで回るが、中はジグゾーパズルみたいで、
ガイドなしでは迷子になるかもしれない。
館の各部屋にテーマが設けられ、アラブルーム、Drawing room、夏のスモーキングルーム、
冬のスモーキングルームなど面白い部屋もある。ビュート家の人々は夢想家だったのだろう。
ガイドの説明は冗談めいているが楽しめる。
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キャッスル・アーケード(Castle Arcade)はヴィクトリア朝時代につくられた
アーケード式ショッピング街で、2階建ての回廊に特長がある。
2階には小さなレストラン、美容院などが目白押し、写真では直線的に
見えるが、碁盤の目のように入り組んで迷路のようだ。
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ハーレフ城へ入るには、この木製の橋を渡らねばならない。エドワード1世が築城した13世紀末、
このような橋は警護上邪魔になるだけなので存在せず、小さな跳ね橋があっただけだと思う。
画像の石造りの建物はキープ・ゲイトハウスと呼ばれ、壁の厚さ4b、三つの鉄製扉、落とし格子を
備え、城主の住居も兼ねている。背後は断崖絶壁で、地理的条件が攻防のかなめとなり、難攻不落。
岩壁の頂上に据えられた円塔を四隅にもつこの城は、いまなおあたりを威嚇するかのごとく厳かに
屹立している。圧巻は眼下に広がる陸と海。茫洋たる景色に時を忘れて見とれていた。
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ウェールズにはハーレフ城、コンウィ城など世界遺産に登録されている城が多い。
ハーレフ城の着工はコンウィ城の後で、カーナーヴォン城はハーレフ城の後。
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国内外のどのガイドブックにも載っていない駐車場。
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